米の価格が上がったのは確かですが、いつも買っているパックご飯は値引きが減ったぐらいであまり変わらない。 ただ、米が不足と言われてからスーパーの米売り場を覗いてみて、在庫があり価格も聞いているほど高くなかったりすると、貴重な感じがして買いたくなったりもする。
政府備蓄米の放出で、5KGを再び2千円台にするということを目指しているが、これまで”ブランド”や”新米”にこだわりを持っていたつもりで購入していた消費者は、大半は大して違いもわからず、備蓄米を食べてこれまでなんだった?ってなるのかな?
本質的には生産量を増やして安定供給させないといけない問題でもありますが、、生産者保護や主食だからということを盾に、過度に政府が介入し、JAが独占的にコントロールしてきたことのツケが回った感じがしますね。
新鮮で高品質なら高くても買いたいというニーズはあるし、関税も減らして輸入もするが、逆に輸出量を大きく増やしていくために、一層の高品質化、ブランド化、輸出強化をするところでは、それを目指す生産者を手厚く政府支援して、価格の変動はあるものの、より市場原理に任せていけば、需要と供給のバランスが取れて今回のように備蓄米を急遽大放出なんてことにならずに済むのでなないですかね。 備蓄っていっても、どうせ普通なら残って加工品や飼料にまわってるんでしょ?なら輸入品の備蓄を増やせばって思いますけど。
食の多様化が進んでいるなかで大昔と同じように米だけが特別という感覚は減ってきていますし、保護政策が強くても市場が歪み、生産者も弱体化していくので、日本のアニメや車ではないけれど、世界市場の中で外国とも競争力がある強い生産者がより成長するってのでもいい気がしますけど。 それをさせたくなくて、生産者保護、弱者保護などいろんな理由をつけて、結局は、JA独占で自分たちだけガッツリ安定利益確保みたいな構図を作っているのは、ずるいんでないかい?と素人ながら思ってしまいますけどね。