モノクロームの砂浜　遠い日のメモリー

幼い指が辿る　潮風のフレーバー

錆びたアルバムに残るは　一枚のスナップ

写真の中の景色だけが　胸を締めつける

あこがれのロックスター　よどんだ部屋のグルーヴ

針が紡いだメロディは　若き日の夢

本気にするほどフールじゃない　偽りのリアル

記憶のパズルが　心に焼き付く

曖昧なオールドデイズ　そっと溶かすティアーズ

笑い声もフェードアウト　どこかへ消えた

剥がれ落ちたプライド　破れた衣装のカケラ

小さなフラグメント　ハートを深く刺す

空いたホール埋めるように　ただひたすら走ってた

背負うべきプレッシャーが　生きてるサインと

誰にも言えないセンテンス　夜に溶けたレクイエム

ただ自分に言い聞かせた　虚ろなファクター

何者でもないアイデンティティ　ドリームは煙に霞み

おおものになどなれぬ　ビジョンもないまま

誰かが垂らしたライフライン　ただ掴んだだけのチャンス

賢いはずのセレクション　フェイクにまだ気づかない

移ろいゆくデイズ　零れ落ちるティアーズ

重ねたモーメントも　泡のように消え

繕い続けたマスク　隠してたトゥルースのカケラ

だけど確かにビーコン　明日を照らすライト

ただ一つ手繰り寄せたデスティニー

それは偶然という名のギフトだったのか

この掌の中　か弱く頼りない君の手だけど

生きてる意味を教えてくれたライト

擦り減ったソウルと　ボロボロのシューズ

それでもまだ歩けるから　ラストスパート

かっこ悪くたっていいさ　ルーズなままでいい

この足跡こそが　俺が生きたプルーフになる