街のノイズ、人の波、すり抜けるスニーカーの音

いつも急いでた俺、息切れしながら走ってた

風を切るみたいに飛ばして、誰かの背中追いかけて

無理して笑ってたのかな、心の靴擦れ隠して

誰かが言うんだ、「痛くても我慢が強さだ」って

でも急ぐ足元、景色なんてぼやけてた

見逃した空の色、友達の笑い声

今さら振り返るには、遠すぎた道かな

心に貼った絆創膏、剥がすと痛む傷跡

本音を押し込めて、強がりのマスク被ってた

勝ち負け、モノクロのルール、線を引いて戦ってた

そのゲームを抜けたとき、俺って何者になるんだ？

背おいすぎた荷物、肩がギシギシ鳴ってる

一つずつ下ろしてみる、過去の重たいナイフ捨てて

目的地のない道、ただ歩くだけでいいかな

散歩みたいにのんびり、思い出拾うだけでいいかな

誰かのストーリーに、俺を無理やり当てはめる？

自分の色を消して、偽物のキャンバス描く？

いや、選ぶのは俺だ、ちゃんとわかってる

この足跡は俺のもの、ちゃんと刻んでる

心に貼った絆創膏、剥がすと痛む傷跡

本音を押し込めて、強がりのマスク被ってた

勝ち負け、モノクロのルール、線を引いて戦ってた

そのゲームを抜けた時、俺って何者になるんだ？